2013年2月25日月曜日

make 001

作ってみたもの。
自分用にと作ったプルオーバー。パターンは、前作ったカーディガンを少しだけ変えて。
なんとも、ドイツで、パターンを描くための用紙がまだ買えない。という状況でできることから。


編み地
裾、袖口たっぴ返し。切り替えの柄は編み込みジャガード、裏面を表に。
袖と、身頃のグレー部分は平編み。

機械編み
Topical-3 トピカル KH940


made in Italy
80% angora 20% nylon

糸shop
フランクフルトのwolle shop
ここで約束したことは出来たらみせに行くことなのだけど、私の住む町からは、2時間かかる。
いつになるかな。

アンゴラのふわふわが心地いいのだけれど、編むときには毛だらけになってしまう。
やっぱりアンゴラ、モヘアは毛がたくさんつくから、毛嫌いされるけど、ふわふわの感触には勝てないから、つい手にとってしまう。
何度も編みなおしたので一部は毛が落ち着いていたり、そうでない部分もあったり。
コロコロで毛を少し落ち着せて。
ドイツの冬はまだまだ続きそうなので、たくさん着よう。


2013年2月16日土曜日

Fasching ファシン



ドイツのお祭りファシン。
クリスマスから始まり、ファシン、イースターとある行事。
真ん中に位置する、ファシンのお祭りを見てきました。
むかしむかしからある、お祭り、行事だけれど、今は、仮装パーティーみたいな、へんてこなお祭りになってしまったらしいのです。
さて、どんなお祭りだったかというと、私の見た "ファシン" を写真でお伝えしたいと思います。

その前に、検索したらファシング、謝肉祭、というのでした。
ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AC%9D%E8%82%89%E7%A5%AD















お菓子が投げられるのを袋を持って待ち構える子供たち




この仮装は昔からの伝統的な仮装


 

大人も子供に負けじと、しっかり、お菓子を持ち帰るのです。


ここからは、私の住む町の室内で行われるお祭りの様子






2013年2月9日土曜日

「編み機に恋をして」 " Loop " 腹巻パンツの作り方



少し前に紹介したフリーペーパー " Loop No.2 " の2月号が出来上がりました。
2月号から連載が始まった 「編み機に恋をして」 で登場するロゴ入り腹巻パンツの作り方を紹介します。


私の持っている機械はブラザートピカルKH940という電子編み機。
この機械で出来ることはオリジナル柄をインプットし、何回も繰り返し簡単に編むことが出来る、という優れもの。

といっても、少し手間がかかるのです。作り方はこんな感じです。


1, Loop ロゴ文字をドットに変換します。
上の画像が元の画像。下がドット分解した画像。
使用ソフトは無料ソフトのクロスステッチ図案作成ソフト 。とりあえず検索したら、こんなステキなものに出会いました。まだまだ、フリーソフトはあるので、順番に試していこうと思います。
クロスステッチと同じ図案作成でknit もできちゃうのです。


2, 一段ずつ柄がでるところ、無地のところを数えていきます。
プリンターがあればプリントします。そのときはプリンターがなく、パソコンの画面上で上から一段ずつ、数えて、ノートにメモという、目が痛くなる行動にでました。全部で縦40マス x 横123マスのデータ量になりました。

3,全部数え終えたら、ようやく柄をKH940 のマイコン部分にインプット!
下の写真にあるのが、KH940のマイコン部分。
□■ 白黒の四角ボタンを一段ずつインプットしていくのです。
が、少しやっかいで、音が消せない。。。毎回入力すると、「ピッー」っとなりひびくのです。
音の大小設定はあるのに、なぜ、音が消せないのか、謎。編み機の七不思議。

 


4,インプットが終わったら、柄を呼び出し、作りたい形に編んでいきます。
使用した糸は靴下用と売られているのドイツ産の 75%SuperWashWool 25%Polyamid のプリント糸"opal "と、ロゴ部分はwool100%  opal は日本で取り扱いがあるみたいです opal の販売サイト。
これで、どんな画像もドットに変換できるから、これからの柄作りに大活躍!
みなさまもぜひとりいれて、楽しい柄作りを!

本当はハックさせたら、もっと早く柄がインプットできるのですが、いまだにできないでいるのです。





2013年2月2日土曜日

イタリア Italy

 

Pitti Filati


Pitti Filati

ドイツへ行った目的は、ヨーロッパのknit 、テキスタイルを見ること。
その第一弾として、イタリアへ行ってきました。
イタリアへ行った理由は4つ。

1.Pitti Filati へ行く。
2.毛糸屋さん巡り。
3.milano に住む友人ボタンデザイナーの宮園夕加ちゃん に会いに行く。
4.yuri park  さんに会いに行く。

全部もりもり詰め込んだら、100ページくらいになりそうな旅になりました。


まずはPitti Filati のこと。
Pitti Filati とは、イタリアの紡績がメインに出展している、糸の展示会なのです。日本の紡績も2社出展していました。詳しくは、4月号の "Loop"  で紹介する予定なので、お楽しみに。
なんといっても、あこがれの Pitti Filati にLoop のプレスとして入れたことが何よりもテンションがあがりました。今回はSS で 7月の AW はもっと種類もたくさんあるそうで、またいけたら。と思っています。

 
 
次に、フィレンツェの毛糸屋さん。ここは、ネットサーフィンをしていたら、東京の恵比寿にある、FABBRICAさんのblogにたどり着き、FABBRICA さんに教えて頂いた場所なのです。フィレンツェのお店の紹介も多分 4月号の "Loop"  で紹介する予定なので、お楽しみに。
写真は買ってきた糸と、お店の看板。イタリアの毛糸屋さんはドイツとも、日本とも、なんだか、空気が違ったのでした。
FABBRICAさん丁寧教えて頂きありがとうございました。
 
 
 
そしてミラノ。
眞田塾をきっかけに出会ったボタンデザイナーの宮園夕加ちゃんに会いに。イタリア語もペラペラで、尊敬。私のドイツ語は・・・。写真がないので、初めてのった、メトロの写真。メトロはトラム、バスより優しくて簡単でした。
再会に感動し、話しが止まらない。泊めてくれてありがとう。夕加ちゃんはリリ族 という活動をしていて、2月にミラノでワークショップがあるそうです。詳しくはリリ族へ。
 
 
 
最後の目的、夕加ちゃんから紹介してもらった、knit デザイナーの yuri park さんのshop 兼工房に。カットソーの丸編み機といわれる機械はみたことはあるけれど、knit の機械、手横編機、ホールガーメントの機械(島精機)を見たのは初めてでした。
職人技と、最先端技術両方を駆使されている yuri parkさんのknit 。糸、デザイン、パターン、縫製、仕上げ、たたみ方まで、すべてにknit への愛を感じる空間に圧倒されっぱなしでした。
編み機を発明した人とはすごい! とknit についてたくさんお話できたのでした。私はこの旅で確実に更にknit に魅了されたのでした。
そして、私は、"カポ・コンプレート・コレクション"の「ホールガーメント(無縫製)機」で作ったwool100%のセーターを買いました。
今回は突然のアポイントだったので、また別の機会をもうけて、Loop として取材させてもらう予定です。yuri parkさんありがとうございました。
 
 shop
 
yuri park のknit のたたみ方。

そして観光写真。
フィレンツェのDomo


イタリアで行ったレストラン。英語もままならないので、英語で説明してもらって、とりあえずあなたの一番好きなのを!と頼んだら、イセエビが出てきたのでした。美味しかった、けど、びっくりと笑いが止まらなかった。

 フィレンツェの有名な川と、ミラノでは月末の日曜日にしかやっていない蚤の市へ偶然行けた。


フィレンツェで泊まったホテルの方と、似顔絵つきレンタル自転車案内。


ミラノで偶然見つけたknit のお店 "Ravels"のデザイナーさんと店舗においてある手横編機。
昨年の9月に立ち上げたばかりのお店。外から、糸が見えて、入ってみたら、、、。
つたない英語で話し、Pitti で見つけた本を見せて私もknit してるんだと、話したら、その本は、まさにデザイナーさんが行った、イギリスにある、knit の学校だったのです。
レストランでは無理でも、knit のことなら、英語でも通じ合えるみたいです。

Ravels
via Solari 4, 20144 Milano


これからの編み機修行に大きな大きな刺激を与えてくれた旅となりました。